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2008年 11月 13日
最近、言葉の重さ、軽さというものを感じるようになりました。 先日、上野公園を通りかかったときのことです。あの場所にはホームレスの方々がたくさんいらっしゃいます。ホームレスの方の中に酔っ払ってなのか睡眠不足のためなのか椅子に座りふらふらしている方がいらっしゃいました。ちょうど雨も降っていました。何かその方のためにできることはないかと考え、おにぎりでもと思い上野公園の中のお店をみてみましたがおにぎりは売っていません。待ち合わせ時間もあったので、私は急かされていました。そのときバックの中に入っているもので役に立てそうなもの(?)はハンカチくらい。そこでそのハンカチを持ち、勇気を出してその方に話しかけてみました(こんなことは初めてだったのですが)。「あの、雨も降って濡れますからハンカチでも」。するとその方はぬっと起きて「えっ?いえいえ、大丈夫です」と受け取ろうとしてくださいません。もう一度「もしかしたら何かに役に立つかもしれませんから」と差し出すと、遠慮がちに、でもはっきりした声で「どうもありがとう」と今度は受け取ってくださいました。その時の「ありがとう」の声、私の心にものすごく響いたのです。勇気出して話しかけてみてよかったと本当に思いました。私が与えたものよりもずっと大きいものを与えてくださったからです。短い時間の中に本物の心の交流のようなものを。 ホームレスの方はともすれば社会から疎外されてしまう存在です。その方の場合もじろじろ見て通り過ぎる人たちが多くいました。そんな中で生きていて、もしかして声をかけられるということは少なかったのかもしれません。だからこそその方の投げかけられる「ありがとう」の言葉が重かったのでしょう。「ありがとう」の中にたくさんの「嬉しい」という心が入っている感じがしたのです。 心の入った言葉はずっと投げかけられる人の心に残っていくものなんですね。「ありがとう」の言葉は日常生活の中で頻繁に使いますが、心を込めて発していきたいと思います。
by lesparoles
| 2008-11-13 17:41
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